電子契約マネジメントシステム Holmesの料金・評判まとめ

電子契約マネジメントシステム Holmesの料金・評判まとめ

「紛争裁判をなくしたい」という思いから始まったHolmes。企業としての歴史はまだ若いようですが、そのサービス内容・料金体系はどのようなものか、調査をしてみました。

Holmesとは?

探偵のアイテム

Holmesは株式会社Holmesが運営する契約マネジメントシステムです。設立は2017年とまだ新しい会社です。

契約書作成サービスの中で他社との違いが特に見られるのは共同編集機能です。ルームを作成して、Holmesの仕組みの中で契約締結相手が文言の編集を行うことができます。
シビアな条件交渉が求められる契約であっても、ドラフティングから契約締結までを一貫して行う事ができるのは一つの強みです。

また、マネジメントシステムと銘打っていることからも分かる通り、契約書の作成・締結だけではなく、その後の管理についても力を入れています

たとえば、Project Cloudという機能を使えば、「プロジェクトA、Bごとに誰が関与しているのか」「そのプロジェクトにおけるタスクは何か」「タスクはどこまで完了しているか」を管理することができ、そのプロジェクトに紐づく契約書も一覧で見ることができます。そのプロジェクトルーム内でのコミュニケーションについては、メンバーは互いにチャットで会話をすることができます。

また、ナレッジの蓄積機能として各部署が法務部に対してチャットで契約に関する質問をすることができます。法務部はどの質問が・どこから・どれだけ来ているのかを見失わなくて済むと同時に、回答内容をナレッジとして公開して、該当する種類の契約書を作成する場合には必ずそのナレッジを閲覧する設定にする。といった管理を行うことができます。

CS体制も手厚くなっており、

・導入決定後のコンサルティング
・使い方の説明会開催
・電話やチャットによるサポート
・ユーザーを集めた月1のミートアップ開催

が行われています。

Holmesのセキュリティは?

大量の鍵

Holmesのセキュリティは高いレベルで守られています。

・クライアント・サーバー間の通信で「TLS(256Bit)」による暗号化

・タイムスタンプによる改ざん防止

・ログイン失敗に対するアカウントロック機能

・IPアドレス制限(エンタープライズプランのみ)

・SAML認証による2段階認証

Holmesの料金プラン

豚の貯金箱と電卓と硬貨

Holmesの料金体系は基本はアカウントごとの従量課金+締結文書数ごとの従量課金をとっています。
他社のような無料プランは設けていないようです。

<アカウント課金>
ミニマムプラン:月額5180円
スタンダードプラン:月額8180円
エンタープライズプラン:要見積もり

<文書数課金>
Holmes上での締結:50円/通
Docusign上での締結:600円/通

どのプランにおいても最低アカウント数の制限があります。「1アカウントから利用したい」ということはできないようです。キャンペーンの有無によっても最低アカウント数は変動するので詳細は問い合わせが必要なものの、安価に始められると思ったら結局月額数万円のコストが必要ということもありえます。

また、ミニマムプランではProject Cloudというプロジェクトごとにワークスペースを設けて、それぞれに紐づく契約書をまとめて管理する、という機能は使うことができません。

詳しい価格表はこちら→ https://www.holmescloud.com/price/

Holmesの評判は?口コミを調べてみました!

壁に書かれた星を見つめる男性

Holmesのユーザーからの声を集めてみました。

契約書管理で困っていたが、情報が一元管理できるようになって工数が減った。

契約書内の希望の項目をCSVに自動で書き出しできるので、こちらでデータベースに入力する手間がなくなるのがいい。

過去の契約書のPDFをHolmesにあげる時に、まとめて短時間で一気にアップロードすることができるので、ストレスなくアップロードができて、とてもいい。

HolmesについてはHP上の口コミしかないため、課題について言及されているものが見当たりませんでした。

電子契約サービスHolmesとは?料金、口コミ|まとめ

検索項目という形で会社名や住所などを残せば、のちのちそれを基準にして検索ができる、というのは入力の負担はあるものの、管理する側としては嬉しい機能ではないでしょうか。相手先との同時編集機能も他社にはないため、そのようなシーンが多く発生する企業には嬉しい機能だと思います。

CSについても不明点を問い合わせてみたところ、非常に早いスピード(数分)でレスがありました。CSへの注力を強く打ち出しているだけのことはあると感じました。

やれることが色々とある一方で、気になる点としては、多くの機能はついているものの直感的に操作しづらい点です。

チャネル作成、コメント、タスク、関連契約書、ファイル添付など、どこをどう触ったらいいのか、どこから管理すればよいのかが、パッと見ではわかりませんでした。

契約書の作成についても当然「契約書の作成」というボタンから進んで、「テンプレートから作成・ワードから作成」などを選びます。ここでワードから作成を選んでWordファイルをインポートすると、入力項目の設定などはできずにただ署名のみができるファイルを先方に送ることになります。

入力項目の設定を行う場合には、別途設定画面からテンプレ作成を行う必要があり、各工程を流れるように行うことはできず、操作には慣れが必要という印象を受けました。

契約締結の場面においても、承認依頼と締結が並列に並んでおり、締結前に承認ルートの設定が表示されるわけではありません。企業の流れ的には、社内でリーガルチェックを行ったうえで相手方に締結依頼を飛ばすのが一般的と思われるため少し違和感を感じました。

これらの懸念については、カスタマーサービスへのヘルプで解決することではあると思いますが、備えられている機能が自社に本当に必要なものか、社員がストレスなく使ってくれそうか、ということについては事前によく確認しておくことが望ましいでしょう。