クラウド電子契約サービスNINJA SIGNの料金・サービスまとめ

クラウド電子契約サービスNINJA SIGNの料金・サービスまとめ

今回調査したのは電子契約サービスの中では最も後発サービスであるNINJA SIGN。

北村弁護士が忍者に扮して契約書の問題を解決していくCMは、製品タイトルのNINJAに沿って構成された楽しいCMでした。

肝心のサービス内容・料金体系はどのようなものか、調査をしてみました。

NINJA SIGNとは?

忍者のイラスト

NINJA SIGNは株式会社サイトビジットが運営する電子契約サービスです。サイトビジットは弁護士や社労書士といった法務領域の専門家を目指す人達にむけたオンライン教育サービスや、法務人材の紹介事業も手掛けており、NINJA SIGNもリーガル領域の一つとして進出してきたようです。

サービスの特徴としては、契約書作成から保管までの流れを全てNINJA SIGN上で完結できることです。
契約書を作成するにあたってはテンプレートの登録から入るわけですが、他社のサービスはPDFに対して入力欄をのせる形式です。それに対してNINJA SIGNはグーグルドックスと連携して、ワード形式のまま編集作業を行うことができます。ワード形式なので、入力項目を挿入しても体裁が崩れたり、元の文章に被ってしまうということがありません。

現在公開されているのはβ版のみで無料で使うことができます。直接会社に問い合わせたところ、ワークフロー機能やフォルダ管理などは現在開発中で、11月末ごろには正式版としてリリース予定ということで、今後の展開に注目したいサービスです。

NINJA SIGNを利用するメリット

たくさんの星

このサービス上で契約締結から管理まですべて行うことができるというのが最大のメリットです。テンプレ使用による作成時間が削減される、社内チェックとの連携もスムーズになる、契約書ステータスの管理や検索が楽になる、という効果が期待できます。

グーグルドックスを活用しているので、契約書編集もオンライン上で自由に行うことができます。これの何がいいかというと、社内や社外の人にNINJA SIGN上でチェック修正を依頼できるということです。顧客から要望があって条項を削除したとか、この取引であればこの条項を入れるべき、などの事情が発生する取引もあると思います。その際、いちいちメールで契約書案を送って、コメントをもらって、それを反映して、ということをせずとも共有機能で各人が適宜修正を加えていけば、NINJA SIGN上で適切な契約書ができあがる、という仕組みになっています。

電子契約のようなサービスは少数の人が専門的に使うというよりは、従業員(営業・総務など)の多くが気軽に使うことの方が多いと思われます。その際、使用方法が複雑だと使い方を浸透させるのが大変だったり、問い合わせが多発してその対応に追われるという事態になりかねません。

その意味でNINJA SIGNのサービス画面は大きく、「作成」「ステータス確認」「管理」の3項目でかなりシンプルです。これを分かりやすいと取るか、物足りないと取るかは人それぞれですが機能として必要なものは全て揃っていることを考えると、個人的には最も使いやすいと感じました。

NINJA SIGNのセキュリティは?

鍵

NINJA SIGNのセキュリティは高いレベルで守られています。

・契約書データのハッシュ化

・タイムスタンプによる存在証明

・サーバーとしてGoogleやAWSの使用

・サーバー間情報移動時のRSAによる暗号化

・SSL通信による暗号化

第3者では暗号を復号できないことと、万が一復号してデータの改ざんを行ったとしても、その際にはハッシュ値に変化が現れて、それが原本ではないことがすぐに分かる仕組みになっています。

ただし、二段階認証IPアドレス制限といった機能は現状ではついていないようです。すでに今ある暗号化セキュリティでも十分に安全であると言えますが、追加のセキュリティ機能が求めるユーザーもいるかもしれません。このあたりは今後のユーザーニーズを見ながら開発を検討していくことになりそうです。

NINJA SIGNの料金プラン

麻袋に入ったお金を持つ女性の手

現時点のNINJA SIGNはβ版であるため無料で利用することができます。

今後の有料化について会社に問い合わせてみたところ、以下のような回答をいただきました。(まだ最終決定前の情報なので、あくまでも参考程度です)

まとめると、

・無料プランと有料プランの両方を用意する予定。

・無料プランでは契約締結本数の月間上限あり。機能については最低限のものが使える。

・有料プランは月3万円の定額性。契約締結本数に制限なし。

・初期費用として30万円(キックオフミーティングによる疑問・懸念の解消、社員への使い方を直接レクチャー、テンプレートやチーム登録の代行、使い方マニュアルの納品)

・初期のサポートが必要なく、自分たちだけで使える。という場合には初期費用は不要。

ろなります。必要な機能は全て揃っており、個人的には最も使いやすい電子契約サービスかなと印象でしたが、導入の際には自社の求める機能としっかり照らし合わせながら検討することが大切となるでしょう。

電子契約サービスNINJA SIGNとは?料金、サービス|まとめ

後発サービスということであまり期待していなかったのですが、いい意味で期待を裏切られました。まだβ版なので機能については他社に劣る部分もありますが、製品版としてリリースするタイミングでは契約業務に必要なものはそろっていそうです。

現在開発しているというチーム機能では、招待されたメンバーの契約締結状況を一覧管理することができるようです。フォルダ機能ではファイルやフォルダ単位で閲覧編集権限をつけられるとのこと。契約には複数の部門やチームが関わってくるので、それに合わせてチームやフォルダ分けができると管理効率が非常に高くなりそうです。

グーグル連携によってグーグルドックスを用いたテンプレ編集ができるのもNINJA SIGN独自の機能です。
懸念があるとしたら現状はグーグルアカウントがないとNINJA SIGNを利用できないということです。しかし、今後はこの部分も改良を加えて、製品版ではグーグルアカウントなしでも利用できるような仕組みになるようです。(グーグル連携をする・しないが選択できるような形。ただし連携しない場合はグーグルドックスの機能は使用できなくなるとのこと)

あとはコスト面ですが、他社が従量課金なのに対して月3万円の定額制です。これが安いか高いか、はユーザーが日々締結する文書数次第です。

たとえば、クラウドサインのスタンダードプランと比べた場合、月に100通以上の文書送付がある場合にはNINJA SIGNを利用したほうがお得です。逆に月数十件のレベルであればクラウドサインを利用すべきでしょう。

一方でフォルダやチームの権限を個別に管理したい。というニーズがあった場合、クラウドサインではそういったことはできないため、NINJA SIGNを使うほうがよいでしょう。

何でもそうですが、絶対的にお得なサービスというものはないので、どんな風に利用したいのか・どれくらい利用したいのか、というケースに合わせて最適なサービスを選ぶ事が重要です。